産経新聞 2月16日(木)23時10分配信
護送中の容疑者2人けが、エレベーターの開閉操作誤る 警視庁
警視庁留置管理2課の警察官が15日、東京都千代田区九段南の九段合同庁舎エレベーターで、男性容疑者5人を護送する際に操作を誤り、容疑者2人が軽傷を負っていたことが16日、警視庁への取材で分かった。
同課によると、男性警察官4人は15日午前、東京地検の取り調べのため、容疑者5人と同庁舎エレベーターで4階に上がり、警察官3人と容疑者2人がかごの外に出た。この際「開」ボタンを押し忘れ、警察官1人と容疑者3人がかごに残ったまま扉が閉まり、1階まで降下した。
容疑者5人は10メートルのロープでつながれていたため、4階で降りた容疑者とかごに残された容疑者が互いに引っ張られる形になり、2人が両手首に軽傷を負った。ロープは途中で切れた。
同課によると、この日は護送する容疑者の人数が多く、普段、エレベーターの開閉作業をする警察官がいなかったという。同課の勝又泉課長は「負傷された方におわびするとともに再発防止に努めたい」とコメントした。
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