産経新聞 2012/01/20 23:03更新
酒に酔って男子大学生(19)に暴行を加えたなどとして、警視庁は20日、池袋署地域課の男性巡査部長(54)を停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。巡査部長は同日、埼玉県警に暴行容疑で書類送検され、同日付で辞職した。
警視庁によると、巡査部長は平成23年9月10日夜、埼玉県毛呂山町の飲食店で酒を飲んでいた際、店の外にいた男子大学生に「用事があるなら店で話せ」などと因縁をつけて店内に連れ込み、平手で顔や頭などを十数回たたいた疑いが持たれている。
巡査部長は暴行後、大学生に「俺はこういう者だ」などと言って警察手帳を見せ、近くの月極駐車場に無断でとめていた自家用車に乗って逃走したといい、大学生が県警西入間署に被害届を提出。同署が捜査していた。
巡査部長は「(大学生に)声をかけたが無視されたので腹が立ってやってしまった。申し訳ないことをした」と話したという。警視庁の池田克史警務部参事官は「警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分した」とコメントした。
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